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つかめ甲子園切符 闘志燃やす沖尚と具志川商ナイン 九州高校野球、31日開幕 

九州大会へ向けトレーニングに励む=22日、那覇市の同校野球部寮

 高校野球の第147秋季九州地区大会(長崎県)が31日に開幕する。来春の選抜大会出場校選出の重要資料となる大会で、九州各県の代表16校が出場し、11月5日の決勝まで覇を争う。

7年ぶりセンバツ狙う沖縄尚学

 「昨年の借りを返す」。7年ぶりの春の選抜出場を目指す沖縄尚学は、闘志を燃やしている。選抜まであと1勝と迫った昨年の秋季九州大会の逆転負けから1年。沖尚が誇る堅守に磨きを掛けてきた。「守備から攻撃につなぐ」という沖尚らしい野球で九州の頂点を見据える。

 抽選会のあった22日。あいにくの雨にもめげず選手らは、筋力強化や振り込みで汗を流した。対戦カードも決まり、選手の表情にも険しさが増す。

 昨年の九州大会もベンチ入りした仲宗根皐主将は「初回からたたみかける攻撃で自分たちの野球ができれば、結果は付いてくる」と力強い。

 ただ慢心はない。昨年の王者、明豊(大分)との準々決勝は、九回裏で逆転負けを許し選抜出場確実と言われる4強を逃した。今大会は順調にいけば準決勝で顔を合わせる。「戦いたい気持ちはあるが、まずは目の前の試合を勝って、最終的にリベンジができれば最高」。初戦から気の抜けない戦いが続くが、一戦一戦全力で挑むことを誓った。


初の九州大会出場に意気込む具志川商の選手たち=21日、うるま市の同校

 初の九州必勝誓う具志川商

 具志川商初の県大会決勝進出で歴史に新たな一ページを刻んだナインたちは、九州に向け気持ちを新たにしている。

 投手に遊撃手、打撃は中軸を担うなど攻守でチームを支える粟國陸斗主将は「組織力で勝ち続けるチーム作りを目指す」と鼻息を荒くする。県秋季大会決勝は、沖縄尚学に打線を封じられ思うような攻撃ができずに終わった。だが「下を向いている暇はない。大会で得た課題を修正し全力で挑むだけ」と語る。

 主会場となる長崎県営野球場は全面人工芝で、沖縄県内の球場とは条件も異なる。秋季大会後は、県内唯一の全面芝を導入した伊江島野球場に飛び、感触を確かめて来た。喜舎場正太監督は「沖縄代表として万全の準備をして挑むだけ」とあらゆる場面を想定した練習に取り組む。

 初の九州大会出場に地元も沸き立つ。グラウンドには連日、卒業生が訪れ期待感は広がりをみせる。粟國主将は「周囲の期待も力に、一戦必勝で臨みたい」。必勝を誓い“公立の雄”に名乗りを上げる。

 <2校の壮行激励会は中止>

 県高校野球連盟(岩﨑勝久会長)は22日、第147回秋季九州地区大会に沖縄から出場する2校の壮行激励会を中止すると発表した。例年は那覇空港で実施していたが、新型コロナウイルスの感染防止の観点から決定した。九州大会は31日~11月5日に長崎県で行われ、沖縄からは沖縄尚学と具志川商が出場する。



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