「読谷まつり」リモートで開催 伝統芸能の動画配信 出店の代わりにテークアウト


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読谷まつりを盛り上げようと意気込む石嶺伝実村長(中央)ら実行委員=21日、読谷村役場

 【読谷】新型コロナウイルスの影響で地域経済が停滞する中、少しでも地域を活気づけようと、読谷村は24、25の両日、「第46回読谷まつり」をリモートで開催する。「村全体がまつり会場」をコンセプトに、地域の伝統芸能の舞台や46年のまつりの歴史を振り返る総集編を動画で配信する。村内外から募った一般参加型のカチャーシー動画も一斉配信するなど「新しい生活様式」に対応したまつりを提案する。

 21日にまつり実行委員長の石嶺伝実村長らが詳細を発表した。

 毎年、まつりのステージで披露される伝統芸能や文化を、今年は各団体が座喜味城跡や残波岬など村内の景勝地で事前に撮影しており、期間中に動画を配信する。自宅でまつりを楽しんでもらおうと、村内全域の飲食店が出店の代わりにテークアウトメニューを充実させている。豪華景品が当たるスタンプラリーも実施する。

 石嶺村長はリモートでの開催について「県内のイベントが軒並み中止となる中、村内事業者や村民を元気づけたいという思いがあった」と話し「ぜひ新しい生活様式、新しいまつりを楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 まつり特設サイトはhttps://www.yomitanvill.info/yomitan-festival-46。FMよみたんでも生中継する。