防衛施設周辺交付金、宜野湾市へ4億円 2次配分で過去最高に


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宜野湾市役所(資料写真)

 【東京】防衛省は23日、特定防衛施設周辺整備調整交付金(9条交付金)の市町村ごとの2次配分額を公表した。米軍普天間飛行場のある宜野湾市は4億1900万円が交付された。既に交付された1次分と合わせると前年度比7500万円増の4億9千万円となり、過去最高となった。

 9条交付金は自治体の人口や防衛施設の面積、航空機の発着頻度などを勘案して交付額が決まる。防衛省は今回の増額理由として、外来機の飛来や夜間飛行が多くなったことを挙げた。

 9条交付金を巡っては、22日に岸信夫防衛相と面談した松川正則宜野湾市長が増額を要請し、防衛省側が増額を検討していることを明かしていた。

 2次配分ではこのほか、嘉手納町に3億2300万円、伊江村に2億5200万円などの交付も決まった。