経済

首里城の「瓦」身近に 拓南商事の新人らで雑貨を考案

焼け残った首里城の瓦を活用しようと拓南商事の新入社員が考案したスクラッチアート(手前右)とディフューザー(同左)、風鈴=沖縄市の拓南製鐵本社・中部事業所

 【中部】24日に開幕した産業まつりの分散会場となった沖縄市海邦町の拓南製鐵本社・中部事業所では、昨年10月に焼失した首里城で焼け残った赤瓦を活用したアイデア展示をしている。拓南商事(うるま市)の新入社員3人が考案した瓦を削るスクラッチアートや、アロマの香りを瓦に染み込ませたディフューザー(芳香を広げる器具)、風鈴が展示されている。

 まつり最終日の25日までスクラッチアートを体験できる。

 首里城の火災に心を痛めていた3人は、4月の入社直後に瓦の活用アイデアを会社から求められた。コロナ禍により社内で会えない中でも知恵を絞り、5点のアイデアを出した。そのアイデアは7月、県などでつくる審査委員会で認定された。


作品を手にする拓南商事の仲村海星さん(中央)、喜納郁未さん(同右)、桃原絵理花さん(同左)ら

 スクラッチアートと瓦で作るシーサーを考えた仲村海星さん(21)は「首里城復興に思いがけない所で携われた」と話す。ディフューザーと風鈴を考案した喜納郁未さん(23)は「アイデアが形になりうれしい」と語った。瓦で造る休憩所を計画している桃原絵理花さん(20)は「皆で首里城への思いを共有できて良かった」と振り返った。

 スクラッチアートを体験した沖縄市立比屋根小3年の上原心愛(みあ)さん(8)は「首里城は元通りに直ってほしい」と願った。スクラッチアートは無料体験でき持ち帰れる。時間は午前10時~午後5時。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス