オンラインでつながる「空手の日」 世界中から演武を披露


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記念演武祭で一斉演武「普及型Ⅰ」を披露する県内外の空手家ら=25日午後、豊見城市の沖縄空手会館

 「空手の日」の25日、豊見城市の沖縄空手会館で「奉納演武」があり、沖縄空手界の重鎮6人が鍛錬された型(形)を披露した。新型コロナウイルス感染防止のため一般観覧はなく、演武の様子がインターネットで配信された。その後の「記念演武祭」には国内外の空手家もオンライン参加し、「空手発祥の地・沖縄」を発信した。

 奉納演武では、いずれも県指定無形文化財保持者で範士十段の、喜久川政成氏(剛柔流)が「クルルンファー」、眞栄城守信氏(小林流)が「マツムラパッサイ」、伊波光太郎氏(古武道)が「白樽の棍」、仲本政博氏(古武術)が「二丁ヌンチャク」、仲程力氏(上地流)が「カンチン」、高良信徳氏(同)が「サンセーリュウ」をそれぞれ披露した。

 玉城デニー知事は「(新型コロナの影響で)心を痛める日々が続いているが、新しい生活様式を取り入れつつ沖縄空手のさらなる振興に取り組んでいく」とあいさつした。