逸品ぞろいで盛況 オンラインや分散開催の「沖縄の産業まつり」 出展者「地元客多かった」


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買い物客らでにぎわう沖縄の産業まつり=25日、那覇市の県庁前広場

 「盛り上げよう!今こそ我らの県産品」をテーマに開催された第44回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)が25日、2日間の日程を終えて閉幕した。今年は新型コロナウイルス対策として、3拠点での分散開催やオンラインでの商品販売となった。天気に恵まれ、各会場は家族連れなど多くの人でにぎわった。

 各地の特産品が集まる「ありんくりん市」では自慢の逸品をアピールしようと、出展事業者らが来場者に向けて熱心に説明した。初出展した沖縄屋新垣商店の新垣伸也さんは「思ったより人が来ていた。地元客が多く、商品を知ってもらえるチャンスになった」と話した。

 わしたショップde沖縄応援マルシェでは、食事をしながら沖縄音楽のライブを楽しむ人や、泡盛を試飲して商品を選ぶ人の姿が見られた。毎年、産業まつりに合わせて沖縄に来ている伊藤美紀子さん(43)=岩手県=は「出展数は少ないが開催されてうれしい。(買った商品を)食べて、おいしかったら直接店にも訪れたい」と話した。