【うるま】タイシンガーブランドン大河選手(東京農業大北海道オホーツク)のうるま市石川の実家では、家族や親せき約20人が食い入るようにテレビを見つめた。埼玉西武ライオンズから6位で指名されると、大歓声が湧き起こった。握手をしたり、抱き合ったりして、喜びを爆発させた。
母の恵さん(48)は「正直安心した。(指名を)信じていたが、夢みたいにうれしい」と唇を震わせ、興奮冷めやらない様子で語った。ブランドンさんは幼少期はおとなしく、試合で結果を残せない時は落ち込むことも多かったというが「地域に支えられてここまで来ることができた。子どもたちに夢を与えられるような選手になってほしい」と期待を込めた。
米国出身の父のデイビッドさん(51)も「常日頃から努力を怠らなかったことを知っている。誇りに思う。これからもベストを尽くしてほしい」と話し、エールを送った。