NGO支援 功績たたえ 沖縄平和賞 JANICに贈呈


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第10回沖縄平和賞を受賞したNPO法人国際協力NGOセンターの本木恵介理事長(右から2人目)と若林秀樹事務局長(右端)=27日午後、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 アジア太平洋地域の平和構築や維持に貢献した個人・団体に贈られる第10回沖縄平和賞の授賞式が27日、那覇市内で開かれた。受賞した東京都のNPO法人国際協力NGOセンター(JANIC、本木恵介理事長)に、沖縄平和賞委員会会長の玉城デニー知事から賞状と賞牌(しょうはい)、賞金1千万円が贈られた。

 本木理事長は「戦前、戦後の歴史の流れの中で沖縄平和賞がつくられたと理解している。重みがあり、平和をつくっていると認められたことは励みや自信になる」と喜びを語った。玉城知事は「平和を希求する県民の思いを共に世界に発信していくことを期待している」と述べた。

 JANICは1987年、貧困や飢餓などさまざまな社会課題についてNGO間の情報共有、発信力強化を促進するため設立された。ネットワークNGOとして、アジアなどで社会課題解決に取り組むNGOの後方支援や「つなぎ役」を担っており、正会員と協力団体を含め約150団体が加盟している。