宮古島市長は濃厚接触者 沖縄県、説明を一転「保健所が再検討した結果」


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 【宮古島】自民会派県議団の先島地方視察で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が確認されたことに関連し、県は27日、宮古島市関連の濃厚接触者を計45人と発表した。「濃厚接触者とみなしていない」としていた下地敏彦市長も含まれており、これまでの説明から一転した。

 県によると、宮古保健所は市長について「濃厚接触者でない」と25日に報告した。26日の報道陣への説明後、同保健所が再検討した結果、市長が濃厚接触に当たるとの連絡が来たという。

 市は当初から、20日に市役所で行われた県議団と市側の意見交換の場にいた全員が濃厚接触に当たるとの認識を示していた。市によると宮古保健所から24日に「濃厚接触に当たる」として、意見交換の場にいた全員の名簿提供を求められた。担当者が出席者に確認した上で、氏名と連絡先を保健所に提供した。市が提供した名簿に記載された報道陣などには、24日に宮古保健所から「濃厚接触者に当たりPCR検査を受診してほしい」と連絡があった。

 下地市長は23日に、出張先の東京でPCR検査を受け、陰性となっていた。25日になって県からの連絡を受け、26日にPCR検査を再受診した。