琉大病院の移転、地元業者の活用を 宜野湾市と期成会、学長に要請


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
琉球大学の西田睦学長(中央)に要請書を手渡す宜野湾市商工会の長堂昌太郎副会長(左)と松川正則市長=23日、西原町の同大

 【宜野湾】宜野湾市にある米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地への琉球大学医学部・同大学病院の移転で、市内商工業者でつくる期成会と市は23日、西原町の同大を訪ね、西田睦学長に市内商工業者の活用を要請した。西田学長は病院などの大きな施設の工事入札は縛りがあるとしつつ、周辺にある駐車場や植栽などで市内商工業者を活用できる可能性を示した。

 期成会の筆頭代表代理として市商工会の長堂昌太郎副会長と、松川正則市長が西田学長に要請書を手渡した。要請は冒頭のみ報道に公開された。

 西田学長は要請後の取材に「地元と一体となり、良い跡地利用をする思いは同じだ。できる限りの協力をやっていく」と述べた。長堂副会長は「生かせられるところで使っていただければ助かる」と話し、松川市長は「大臣も官房長官もしっかり取り組むと言っている」と受け止めた。