志田真木さんが文化交流使に 「琉球舞踊」世界へ発信


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志田真木さん

 【東京】文化庁は29日、日本文化を広めるため海外に派遣する2020~21年度の「文化交流使」に琉球舞踊家の志田真木(しだまき)さん(50)ら6人を任命すると発表した。琉球舞踊家の任命は個人としては初。同日、都内で任命式が行われ、志田さんは「格調高い琉球文化の魅力、日本文化の層の深さ、多様性を世界にお伝えできたら」と意欲を示した。

 志田さんは2~3カ月かけてアジア、北米、欧州の各国を巡り、各地で琉球舞踊に関する講習会を開く。

 志田さんは東京都出身。沖縄県出身で国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者の母・房子さんに師事し3歳から琉球舞踊を始めた。県立芸術大学に進学後、約20年間、那覇市に居住。11年からは都内に拠点を移して国立劇場など県内外の舞台に立った。