デジタル推進へ連携 知事、台湾の大臣と対談 リゾテックオキナワ


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オンラインでオードリー・タン氏(左)と対談する玉城デニー知事=31日午後、宜野湾市真志喜の沖縄コンベンションセンター会議棟

 宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを主会場に開催されている「リゾテックオキナワ おきなわ国際IT見本市」で10月31日、台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏と玉城デニー知事とのオンライン特別対談が実施された。最新テクノロジーを社会的課題の解決につなげる社会のデジタル化の必要性を語り合い、台湾と沖縄の連携推進を確認した。

 新型コロナウイルス感染症の封じ込めに成功している台湾で、主導的な役割を果たしているタン氏は「人々が相互に信頼し合うことが最も重要だ」と話した。台湾で実施したマスクの配給制や感染者を把握するシステムなどを説明し、「信頼を得るために、徹底した透明性が必要だ。最初の決定が間違っていたら翌日にでも変更する必要がある」と話した。
 玉城知事は「沖縄にはゆいまーる精神があり、成功の素地がある。互いが信頼し尊重する力を合わせていくことが、より大きな成功につながる」と話した。