10月の沖縄県内倒産6件 本部のホテル負債2億円


社会
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 東京商工リサーチ沖縄支店は2日、10月の県内企業整理倒産状況(負債総額1千万円以上)を発表した。倒産件数は前月比1件増の6件で、負債総額は同4・3倍の3億6千万円だった。倒産のうち2件は新型コロナウイルス感染症の影響による関連倒産だった。

 同支店の集計によると、県内のコロナ関連倒産は、破産準備中の2件を含み累計で7件となった。本部町と群馬県でホテルを運営していた「SEVEN RESORTS」(本部町)が10月19日に那覇地裁名護支部から破産手続きの開始決定を受け、ホテル・宿泊業で初めてのコロナ関連倒産となった。

 同支店によると、16年に本部町﨑本部のコテージタイプのホテルを購入して「SEVEN VILLAGE Motobu」として運営していたが、感染症による需要減退で設備投資を回収できなかった。負債総額は2億3400万円。

 かりゆしウエア製造の那覇市の個人企業も、3千万円の負債で破産した。