「“孤”育てをなくし社会とつながりたい」 目標語り合う「ママの夢サミット」開催


社会
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自身の夢や目標を語り合った参加者と、応援に駆け付けた西原町の観光キャラクター「さわりん」 =10月14日、西原町池田のCAFEソイラボ

 【西原】母親同士が夢を語り合い、応援し合うイベント「ママの夢サミットin沖縄」(共催・ママの夢、mamamоne〈ママモネ〉)が10月14日、西原町池田の島とうふ専門カフェ「CAFEソイラボ」で開催された。参加者は自分の夢と向き合う時間を過ごし、互いの夢に共感し、感動の渦に包まれた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場での対面とオンラインの両方で開催し、県内外から28人が参加した。イベントは全国各地で開催されており、沖縄での開催は2回目。

 参加者はグループごとに自身の夢や目標を語り、代表の6人が発表した。アルバム・アドバイザーとして今年7月に自宅で教室を開き、夢の一歩を踏み出した福地かおるさん(32)は、「笑顔が集まる場所・人」と夢を掲げた。1人目の子育ては孤独を感じ、3人目は難産。家族写真を整理していた際に温かい気持ちになった思いを語った。

 「お母さんたちが写真を整理しながら産んで良かったとか、これからも頑張ってみようと思える場やコミュニティーづくり、私に会いたいと思ってもらえる人になりたい」と発表した。

 「“孤”育てをなくし社会とつながりたい」と発表した仲本えりさん(39)は、愛知県出身で沖縄の人と結婚した。子育てや自営業の夫の仕事を手伝う中で感じたことを述べ、社会とママがつながれるような、みんなが笑顔になれるようなことを広めていきたいと夢を語った。

 実行委員長を務めた知念奈々さん(35)は「自分の夢や思いを語るママの顏がまぶしく、すてきだった」と話した。
 会場には西原町の観光キャラクター「さわりん」が登場し、母親たちの夢を応援した。(中川廣江通信員)