普天間の米軍機 夜10時以降の飛行相次ぐ 騒音防止協定の時間外


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米軍普天間飛行場から離陸するCH53Eヘリコプター=9月25日、宜野湾市内

 【宜野湾】沖縄防衛局の目視調査によると、宜野湾市の米軍普天間飛行場で航空機が9月に離着陸などした回数は8月の1337回から15%少ない1137回だった。昨年9月の1142回より0.5%減少した。

 航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時すぎの夜間飛行は48回で8月から23.9%減ったが、昨年9月の2回に比べると24倍となった。同時間帯の飛行は今年8月も63回で、今年に入って多い状況が続いている。

 9月の内訳は、常駐機が8月の1171回から18.6%減の954回。外来機は7月の166回から10.2%増の183回。昨年9月との比較で、常駐機は906回から5.2%増え、外来機は236回から22.5%減った。

 常駐機はCH53E大型輸送ヘリコプターが355回で最多。外来機はFA18ホーネット戦闘攻撃機が16回、F15戦闘機が8回飛来した。