沖縄で新たに19人がコロナ感染、10人台は2日連続


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は3日、新たに10代から70代までの男女19人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が10人台となるのは2日連続で数字上は減りつつあるが、県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部の又吉剛副参事は「休みを挟んで検査数が少ない状況もある。まだ減少したとは言い難い」と述べ、今後の推移を注視する必要があるとした。

 新規感染者のうち9人は推定感染経路が判明しており、会食・飲食が2人、家族が3人、職場が2人、その他が2人。残り10人の感染経路は調査中。53件の行政検査で3人、保険診療で16人の陽性が判明した。このうち1人はNHK沖縄放送局の30代男性記者で、発症2日前の10月30日に県庁で知事の会見などに出席していた。県によると、現時点で会見出席者の濃厚接触者はいないという。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は12・42人で、32日連続で全国最多となった。

 米軍関係は嘉手納基地で新たに1人の感染が確認され、累計429人となった。