下地幹郎氏復党不許可要請に「県連判断にゆだねる」と自民幹事長代理


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自民党本部

 【東京】自民党県連に所属する、西銘恒三郎、国場幸之助、宮崎政久の衆院議員3氏は4日午後、東京の自民党本部を訪れ、自民党への復党願を提出した下地幹郎衆院議員=無所属=の処遇について次期衆院選の前に復党を認めないよう要請した。国場氏らは林幹雄自民党幹事長代理と会談し、県連の判断に委ねる旨の回答を得たという。今後県連で対応を協議する。

 国場氏は林氏との会談終了後に取材に応じ、3日の西銘、宮崎両氏との会合で「少なくとも次の衆院選挙までは復党を認めることはできないという認識の擦り合わせをした」と説明し、林氏との会談で会合の中身を報告したという。

 国場氏は、自身が支部長を務める衆院沖縄1区支部が13日に県連に提出した要請書を持参した。同支部内では、次期衆院選以降も下地氏の復党を認めない方向で合意していることも林氏に報告した。

 県連は、複数の幹部が新型コロナウイルスに集団感染した問題の対応に当たっており、早ければ今週末から下地氏の復党について議論を始める予定だ。