成海、チームスプリントで2位 1走の重圧はねのけ貢献 自転車トラック全日本選手権


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成海 綾香

 自転車トラック種目の全日本選手権が5日、前橋市のヤマダグリーンドーム前橋で開幕した。今大会から1組2人から3人となった女子チームスプリントで沖縄県宜野湾市出身の成海綾香(普天間中―鹿児島・南大隅高―鹿屋体育大)が所属する鹿児島県連盟が1分11秒093で2位だった。今大会からの実施のため、1位の日本競輪選手会の1分9秒572とともに日本記録に認定された。

 東京五輪女子オムニアム代表で世界選手権覇者の梶原悠未(筑波大大学院)が、エリミネーションで優勝した。日体大の平安山良希(北中城高出)は男子エリミネーションで5位。エリミネーションは、1日4種目の合計点を競うオムニアムで行われる種目の一つ。

 男子オムニアムの五輪代表、橋本英也(日本競輪選手会)はエリミネーションと、4000メートル団体追い抜きを制した。

 男子ケイリン、スプリントの五輪代表、新田祐大(日本競輪選手会)は3人一組で走るチームスプリントに出場し2位。

◆納得の走りできた

1走を務めた成海綾香の話 練習では1分13秒台がベストだったが、本番で1分11秒台を出せて予想以上の結果。スプリントで国内大会でも実績のある2人と初めて組んで重圧もあったが、1走として納得のいく走りができ安心した。