最大116デシベルの騒音に市民からの苦情31件 普天間にFA18戦闘攻撃機が飛来


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米軍普天間飛行場から離陸するFA18ホーネット戦闘攻撃機=5日午後1時13分、宜野湾市内

 【宜野湾】米軍岩国基地(山口県)を拠点に訓練しているとみられる、米サウスカロライナ州ビューフォート海兵隊基地所属のFA18ホーネット戦闘攻撃機4機が、4、5の両日、宜野湾市の米軍普天間飛行場に飛来し、最大116デシベル台の騒音を発生させた。市には4日から5日午後5時半までに、市民からの苦情31件が寄せられた。

 松川正則市長が病休中のため、職務代理者を務める和田敬悟副市長は5日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪ね、村井勝企画部長に抗議した。

 機体は両日、普天間飛行場で給油し、複数回にわたって離着陸を繰り返した。県と市の騒音測定によると、機体が南側から着陸する際、上大謝名公民館で4日午後2時13分に116.5デシベル、5日午後2時41分に116.3デシベルの騒音を記録した。

 琉球大学の渡嘉敷健准教授の騒音測定によると、機体が北側へ離陸した際、緑ヶ丘保育園で4日午後5時3分に100.2デシベルの騒音が発生した。