韓国で日本語学ぶウンさん、弁論大会で那覇市長賞 弁士らオンラインで熱弁


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韓国と沖縄をインターネットで結んで行った日本語弁論大会を終えて、記念撮影する弁士(スクリーン画面内)と大会関係者ら=10月17日、那覇市国場の沖縄尚学高校

 韓日経済文化交流会(イム・ヨンホ会長)と日韓経済文化交流会・沖縄(竹林春夫会長)が主催する、第7回日本語弁論大会inOkinawaが10月17日、共催する沖縄尚学高校・付属中学校で開催された。韓日経済文化交流会などが運営する韓国の日本語学校で学ぶ中高生ら12人が出場した。「韓国と日本の未来」「私の韓国と日本」をテーマに、弁士は将来の夢や目標などを熱弁した。「私の未来の目標」と題して発表した、ウン・ユビンさん(高2)が1等賞に当たる那覇市長賞に輝いた。

 例年は弁士らが同校を訪れて大会を開催するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、韓国で事前に撮影した動画を会場で上映して審査が行われた。審査員や関係者のほか、同校の国際文化科学コース2年生も視聴し、評価した。

 オンライン会議システム「ZOOM」を使って、韓国と沖縄の合計8カ所を結んでライブ配信し、表彰式も行った。大会は通算11回目、沖縄での開催は7回目で、同校の開催は4回目。

 那覇市長賞を受けたウンさんは、日本のアイドルや歌、ドラマ、映画を通して日本語を覚え、日本語を学ぶ中で日本の大学に留学したいという目標を持ったことを、豊かな表情で発表した。「ニフェーデービル」とあいさつし、会場を湧かせた。ウンさんは「将来、日本の企業に就職したい」と話した。

 那覇市長賞以外の受賞者は次の通り。(敬称省略)

 ▽那覇商工会議所会頭賞チェ・ジス(高3)▽那覇南ロータリークラブ会長賞クォン・ヒソ(中3)
 (中川廣江通信員)