フカセ釣りで特大アカジン


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11月1日、那覇一文字で73センチ、6.05キロのクルバニーアカジンを釣った神谷厚善さん

 神谷厚善さんはフカセ釣りをメーンに釣り歴20年のベテラン。11月1日も午前7時の便で那覇一文字の通称「真ん中」で竿(さお)2号、ハリス3号でオキアミボイルを餌にフカセ釣りを始めた。午前11時に隣の釣り人が1キロほどのアカジンを釣り上げた。高級魚を釣ってうらやましいと思っていたら、そのアカジンを頂くことになった。

 釣りを続けていると、30分後に半分浮きが沈んだままで横に移動したので合わせると、2号竿が弓のように曲がり、すごい重量感で道糸が引き出され、掛かった魚は前後左右に走り、リールからは糸が出るのみでリールが巻くことができない。キーンと糸鳴りがし、必死のやり取り。フカセ仕掛けで釣り上げるには大きすぎる相手だった。

 ラインを巻いては引き出されたりを10分ほどやり取りをしたら海面に大きなアカジンが浮いた。やり取りを見て集まった釣り人たちもアカジンの姿を見て歓声を上げた。どうにか魚を浮かせた神谷さんは竿を持っているのが精いっぱいで、タモ入れができない。その様子を見ていた隣の学生風の釣り人がタモ入れをしてくれたのだが、用意したタモでは大きすぎる魚に悪戦苦闘。どうにか頭と胴はタモ網に入れることに成功したが尾は網の外に出た状態で堤防に上げることができた。これが73センチ、6.05キロのクルバニーアカジンだった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

10月29日、宜野湾海岸で46.3センチ、1.78キロのカーエーを釣った宮城亮作さん
10月11日、宜野湾マリーナ横公園で60センチのコチを釣った荻堂想さん

11月1日、国頭海岸で43センチのアーガイを釣った金城諒明さん(左)と、40センチのアーガイを釣った城間歓大さん
10月31日、知念海岸で98.5センチ、9.75キロのオニヒラアジを釣った新垣有里さん

11月1日、伊計島で3.34キロのクブシミを釣った平田彰さん
10月27日、慶良間沖で6キロと7キロのイヌバーを釣った島村清さん(蓮太丸)

10月24日、渡嘉敷島で80センチ、6.75キロのタマンを釣った上里弘定さん
10月31日、西崎海岸で39.5センチ、0.96キロを筆頭に4匹のチヌを釣った城間護さんと娘の藍生さん

10月25日、那覇で76センチ、2.95キロのギンガメアジを釣った又吉快斗さん
10月28日、慶良間の磯で79.5センチ、11キロのイナクー(ナミフエダイ)を釣った知名秀人さん