沖尚理事長の提訴「第三者委設置を」 卒業生有志が学園に署名1593筆提出


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 沖縄尚学高・付属中を運営する尚学学園の副理事長=当時=の息子らが、副理事長が亡くなったのはパワハラが原因として理事長らを提訴したことを受け、同校OB・OG有志は6日、那覇市国場の学園を訪れ、第三者委員会の設置などを求める署名1593筆を提出した。宛先は理事長。第三者委の調査結果が出るまで、理事全員の権限停止や権限停止中の代理機関設置も求めた。

 署名は現役生が安心して教育を受けられる環境の確保が目的。提訴を巡り、理事長らによる学園運営の問題も指摘されていることから、原告、被告のどちらにもくみしない第三者委による調査を求めた。

 有志は10月27日から今月4日まで、インターネット上で署名を募った。署名を提出した久保田雄大さん(31)によると、署名は理事長補佐が受け取ったという。久保田さんは取材に「学校で問題があると生徒は集中できない。受験シーズンでもあるので、安心できる教育環境をつくってほしい」と訴えた。