秋の全島闘牛 中量級は古堅モータースが防衛 軽量級はファイティング大吉がV


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 第113回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)は8日、うるま市の石川多目的ドームで開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、1200人余に来場者数を制限して開催した。約10カ月ぶりの闘牛大会開催となり、観戦した闘牛ファンからは、口々に安堵(あんど)の声が聞かれた。

 十分な休養を取っての出場となった各牛は、所狭しと戦いを繰り広げた。スリル満点の攻防戦に観衆から大きな声援が送られた。

 軽量級全島一決定戦となったシーの二番戦は、特に注目を集めた。体重差が120キロのハンディがあるファイティング大吉が、現在、軽量級全島一牛の雷神逞真王を破る大勝利に、観衆から大声援が送られた。

 シーの一番戦の中量級全島一決定戦は、古堅モータース☆黄龍が挑戦牛のホホジロ力〇志を36分56秒にも及ぶ激戦の末に下し、タイトル防衛に成功した。
 (平川康宏通信員)

中量級2度目の防衛を果たした古堅モータース☆黄龍と歓喜に沸く関係者ら=8日午後、うるま市石川多目的ドーム
2度目の挑戦で軽量級全島一を成し遂げたファイティング大吉