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サッカーのSYM・大和工業カップOFA第54回県U―15選手権最終日は8日、西原町民陸上競技場で決勝が行われた。ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースが8―1で沖縄SVU―15に勝利し優勝した。新型コロナウイルスの影響で県大会の日程がずれ、優勝チームの九州派遣はない。派遣予定だった高円宮杯JFA全日本U―15選手権九州予選には九州ユースU―15リーグ(沖縄)上位2チームのcasa okinawa(カーサ・オキナワ)U―15とFC琉球U―15が出場し、敗退した。
ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースが8得点で沖縄SVU―15を圧倒し、実力の差を見せた。細かいパス回しに加え、サイド攻撃が効果的で何度も守備を崩した。中盤では激しいプレスで相手ボールをすぐに奪いパス回しを遮断した。
前半10分に先制点を奪われたが、頭山亮太が24分までに同点と逆転ゴールで巻き返した。「これまで納得いくプレーができていなかったので2得点はうれしい」と喜んだ。1点目は右コーナーキックを頭で合わせた。2点目は仲宗根惺のロングパスをゴール左前で受け、相手DFをかわしてゴール右隅に流し込んだ。
2週間前に右足首を捻挫した玻名城元希主将は「圧倒的な差を付けて勝ちたかった」と気合が入っていた。万全ではなかったが頭で4点目を決めてチームを勢い付けた。大松璃央や玉城寿翔も2得点し、最後までエンジン全開だった。
九州派遣はないが、別大会の優勝で得た九州クラブユースU15選手権(11月21~23日・佐賀県)への出場が決まっている。
久場友弥監督は「選手たちの戦いぶりを褒めたい。九州ではまず1、2回戦をしっかり突破したい」と意気込んだ。
(大城三太)
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▽決勝
ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース
8―1(3―1,5―0)
沖縄SVU―15
◆流れ変えられず
高田浩幸監督(沖縄SV)の話 チームが理想とするサイド攻撃から先制点を奪えたが、失点を重ねる中でゲームの流れや悪い雰囲気を変えることができなかった。守備では背後のスペースを狙われた。足の速い選手、体の強い選手もいて、パス回しも相手が勝った。