世界遺産で人が転落したら・・・ 勝連城跡で救助訓練


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救助訓練するうるま市消防本部の隊員ら=10月27日、うるま市の勝連城跡

 【うるま】うるま市消防本部は10月27日、世界遺産の勝連城跡で救助訓練を行った。男性が城跡の頂上から塀を越え、下へ転落したと想定、通報を受け現場に駆け付けた隊員が、救助用の資機材を頂上まで運び上げることから始まった

 多くの観光客が訪れる勝連城跡では以前、実際に人が転落する事故が起きたことがあるという。隊員同士で大きな声を掛け合いながら、担架などを使用した。

 市消防の上門辰志さん(43)は「城の構造や進入経路などを確認し、検証できたのが良かった。新たに使用した資機材の効果も確かめることができた」と語った。