宿泊学習で絆深めた 伊江島の小学生 コロナ影響、村内で実施


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シーカヤックなどのマリン体験をする児童ら=10月29日、伊江村青少年旅行村内、伊江ビーチ

 【伊江】沖縄県伊江村立西小学校(宮城康人校長)5年生の宿泊学習が10月29日から1泊2日の日程で、島の自然や資源を活用して村内で実施された。児童は数々の体験を通して互いを思いやる気持ちや協力することの大切さを実体験から感じ取り、絆も深めた。

 例年、村外で実施されてきた宿泊学習だが、今年は新型コロナウイルスの影響で村内での学習に切り替えて実施した。

 伊江ビーチで行われたマリン体験では、ドラゴンボートやシーカヤックなどを体験した。児童は「スリル満点」「最高」と興奮気味だった。今年7月にオープンしたパークゴルフ場ではマナーやルールを学び、班対抗戦で18ホールをプレーした。宿泊先のホテルYYYクラブイエリゾートでは、レクリエーションを楽しんだ。また、伊江村青少年旅行村内キャンプ場では、火起こしも体験。カレー作りに挑戦し、「世界一おいしい」と達成感にあふれていた。

 名嘉真なゆさん、蔵下稀衣菜さん、小助川穂(ほ)の生(お)さんの3人は「全員で歌った『友よ』に感動して涙が出た」と話し、「改めて友達っていいなと思った」と学んだことを語った。

 伊江小5年生も12日から村内で実施する予定。
 (中川廣江通信員)