那覇でスナッククラスターも 沖縄県内コロナの新規感染、今月最多の36人【11月12日朝】


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 県は11日、新たに10歳未満から70代の男女36人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者の30人超は3日ぶりで、11月に入ってからは最多となった。県は同日までに那覇市のスナックで計19人の感染が確認されたとして、県内で26例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 新規感染者のうち15人は推定感染経路が分かっており、家族が10人で最も多く、会食・飲食が3人、職場が2人。残り21人の感染経路は調査中。

 那覇市内のスナックのクラスターは、異なるグループで訪れた客の男性15人、従業員の女性4人の計19人。店舗が営業していた10月23、24、26の3日間に感染したとみられ、10月29日ごろから感染が確認され始めた。県によると、感染した来店客の多くが2次会、3次会での利用で、長時間の飲酒だった。さらに店内ではほとんどがマスクを着用していなかったという。

 県の糸数公保健衛生統括監はスナックでのクラスターに関して「飲む場合もマスクを着用するなど心掛けてほしい」と話した。全国で新規感染者が増えている状況もあるため「影響を遅れて受ける可能性がある」と警戒感を示した。

 県内の累計感染者数は3597人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・60人で、全国で2番目に多かった。

 米軍関係の新たな感染者の報告はなかった。