那覇港意識調査「必要性は認識」 知事の指示は改めて否定


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
沖縄県議会

 沖縄県議会土木環境委員会(瑞慶覧功委員長)は10日、那覇港の港湾計画改定に向け那覇港管理組合が9月に実施した県民への意識調査について調べるため、9月定例会閉会中審査を実施した。参考人として組合の田原武文常勤副管理者と松島良成参事監兼企画建設部長が出席した。両氏には委員から組合側の手続きの不備を指摘する質疑が相次いだ。

 委員会冒頭、これまでの経緯について説明した田原常勤副管理者は「(組合の)構成団体に多大なご迷惑を掛けたことを深くおわび申し上げる」と謝罪。現在停止中の意識調査について問われると、10月にあった組合議会の臨時会に引き続き「県民からの意見聴取の必要性は4月ごろから認識していた。管理者からの指示があったわけではない」として、組合管理者である玉城デニー知事の指示を改めて否定した。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。