沖縄の三線ライブをSNSで生配信 コロナ後を見据え観光PR


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8日に生配信された三線ライブ。アフターコロナを見据えて沖縄観光をPRした

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と県シンガポール事務所は8日、アフターコロナに向けた観光客誘致の一環として、沖縄の三線ライブをSNS上で生配信した。那覇市牧志の「島唄と地料理 とぅばらーま」から中継し、沖縄の芸人ニッキーさんとミス沖縄スカイブルーの岩本華奈さんが英語で司会を務め、ゆいゆいシスターズが7曲を披露した。

 日本政府観光局(JNTO)海外6事務所も連携し、動画はOCVBのフェイスブック「Visit Okinawa Japan」で配信された。事前の告知もあり、動画再生回数は約2万回に上った。

 三線で沖縄民謡が披露されると、タイやハワイなど各国から「沖縄旅行を思い出す」「早く沖縄に行きたい」と懐かしむコメントがあった。演奏のほか、司会の2人から首里城火災の話題や沖縄観光のアピールもあり、コロナ収束後の沖縄訪問を呼び掛けた。

 県シンガポール事務所の平賀敬人所長は、デジタルを駆使して観光PRを続けることが、海外旅行解禁時の誘致につながるとして、「インバウンドが戻るまでデジタルでの取り組みが重要だ。他の観光事業者にもバーチャルツアーやオンラインアクティビティーなど、今できることにチャレンジしてほしい」と呼び掛けた。