RSウイルスの患者が急増 乳幼児のいる家庭や保育園は注意を 沖縄県が呼び掛け


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 沖縄県地域保健課は12日、乳幼児に肺炎などを引き起こす「RSウイルス感染症」の患者が増加していると発表し、特に乳幼児のいる家庭や保育園などでの感染拡大に注意を呼び掛けている。

 県によると、10月26~11月1日の1医療機関当たりのRSウイルス感染症の報告数は5・29人で前週より1・38人増。11月2~8日が5・09人で、ここ数週間で急激に増加している。

 保健所別の1医療機関当たりの患者数は、北部保健所が9・00人で最も多く、次いで中部保健所7・58人、南部保健所3・75人、那覇市保健所3・43人。

 RSウイルス感染症は呼吸器の感染症。主な感染経路は咳、くしゃみ、会話などの飛沫(ひまつ)や、ウイルスに汚染された手指、物品を介した接触。

 県は「3密を避ける、手洗い、マスク着用が予防に重要」とし、対策を呼び掛けている。