下地氏復党を自民県連に要請 宮古支部と議員保守系OB「大同団結のため」


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 自民党宮古支部(平良敏夫支部長)と宮古島議員保守系OB連盟(川満俊夫会長)は13日、那覇市の県連会館を訪れ、島袋大県連幹事長に対し、下地幹郎衆院議員=無所属=の復党と「保守合同」を求める要請書を提出した。島袋幹事長は要請に対し、15日の議員総会で下地氏から提出された復党願について国会議員を含めて協議する考えを示した。

 要請後、記者団の取材に応じたOB連盟の下地秀一副会長は保守分裂選挙となった6月の県議選を念頭に「保守の大同団結のためにも下地氏を復党させてほしい。復党が実現すれば、今後の各種選挙で保守の団結が図られることが期待できる」と話した。

 一方、同日、保守系無所属の那覇市議でつくる「保守合同に賛同する保守系無所属議員の会」の仲松寛氏らが県連に対して下地氏の復党を念頭に置いた要請書を提出するため、県連会館を訪れたが、県連は自民党市議団の承諾がないことなどを理由に受け取りを拒否した。

 仲松氏によると、議員の会には那覇市議の當間安則氏、奥間綾乃氏、新崎進也氏らが所属している。

 受け取りを拒否されたことについて仲松氏は「納得できない。県内には保守合同に賛同する議員は多い。その声を代表して県連に来たのに門前払いされた。保守系議員の意見を聞かないという県連の意思と判断したい」と批判した。