詐欺疑い きょう送検 タイムス元社員 知人「ショック」


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 県警捜査2課は新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した個人事業者らに支払われる持続化給付金を巡り、虚偽の申告をした上、100万円を不正に受給したとして、詐欺容疑で逮捕した沖縄タイムス元社員の男(45)を15日、那覇地検に送致する。県警は男が知人ら複数人にも不正受給を呼び掛けていたとみて、詳しく捜査を進めている。

 逮捕から一夜明け、同容疑者と本業以外のビジネスで付き合いがあった男性は「逮捕報道を見て大変ショックを受けた。県内にはほかにも不正受給をした人が多くいる。なぜ彼だけが逮捕されるのか」と話す。

 男性によると、同容疑者はネットワークビジネスなどを手広くやり、多額の金を運用していたという。「(同容疑者は)家族思いでまじめな人。やってしまったことは仕方ない、償っていくならば支援していきたい」と話した。