青いイシカワガエル 北部の林道で宮里さん発見 「自然の神秘に感動」


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北部の林道で発見された青いイシカワガエル=10月27日正午ごろ(宮里大地さん提供)

 【北部】宮里大地さん(35)=うるま市=が、日本一美しいカエルといわれる絶滅危惧種で県の天然記念物にもなっているオキナワイシカワガエルの青い個体を発見した。10月27日正午ごろ、本島北部の林道で撮影し「やんばるの生物の多様性と自然の神秘に感動した」と喜んだ。

 これまで散策中にイシカワガエルを見つけたことは何度もあったが、青い個体を発見したのは初めてだったという。認定ガイドを務める上開地広美さんによると、通常は緑色のイシカワガエルだが、まれに黄色の色素が抜けることで青くなるという。また青い個体は幼体に多く、県内でも年に数回発見される。

 宮里さんは「貴重な生物があふれるやんばるの自然をいつまでも大切にし、未来の世代にもこの感動を実際の目で見て味わってほしいという思いが芽生えた」と語った。