自民党沖縄県連は15日、下地幹郎氏の復党を認めないことを決めた。
自民党県連の島袋大幹事長と記者団との主なやりとりは次の通り。
―下地幹郎氏の復党を認めない理由は。
「県連所属の国会議員と支部長の4人は明確に復党に反対している。今までの一連の要請を含めて確認事項を全議員で確認したが、今すぐの復党はあり得ないという結論に至った」
―将来的に復党の余地はあるのか。
「そういう意見もあると思うが、仮定の話には答えられない。また、今日の議論ではその話は出ていないが、それはないと思う」
―議論の中で復党に賛成する意見は出たのか。
「(復党を認めないことを)組織決定した。中身については話す必要はない」
―党本部にはいつ報告するのか。
「下地氏から復党願が10月30日に出されて、(党本部から)早めに結論を出してほしいとの意見があった。そういったことを踏まえ、県連として早急に手続きを踏んで組織決定に至った」
―方針決定について採決は取らなかったのか。
「やはり話し合いが重要であり、きちんと話をして組織決定に至った」
―経済界の一部からは復党を求める意見が上がっている。
「経済界の有志を含めていろいろな要請を踏まえて議論したが、経済界の求める(保守の)大同団結と下地氏の復党問題は切り離すべきだとの意見が大多数の意見だった」