上与那原、トラック勝負でデッドヒート 1年ぶり実戦に好感触


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与那原 寛和

 15日に開かれた大分車いすマラソンでT33/52クラスに出場した上与那原寛和(SMBC日興證券)はトップと同タイムの2位で、総合14位だった。

 車いすT52の400メートルと1500メートルで東京パラリンピックの代表に内定している上与那原寛和は、同種目世界王者で同じく代表内定の佐藤友祈と下位集団で番手を入れ替えながらゴールを目指した。

 コロナ禍で遠ざかっていた本格的なレース。約1年ぶりの本番で出したタイムは1時間49分29秒だった。少し「遅かった」と感じながらも、最後のトラック勝負で佐藤に引き離されなかったことに「力的にはどんどん上がっている」と好感触でゴールを切った。

 大会について「しっかりとした対策の中で安全に開催できることを宣伝できたと思う。来年につながる」と開催の意義を語り、東京パラに向けては「弱い部分を強化し、自信につなげタイムを伸ばしていきたい」と意気込みを見せた。