海外県系人とネット交流 比嘉さんら 「ウチナーンチュの日」で


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(前列右から)比嘉アンドレスさん、伊佐正アンドレスさんと会場を提供した翁長巳酉さん(後列右端)=10月30日、那覇市牧志の「Punga Ponga」

 2016年に制定された「世界のウチナーンチュの日」(10月30日)の立役者である比嘉アンドレスさん(アルゼンチン県系3世)と伊佐正アンドレスさん(ペルー県系3世)や海外県系人らをつないだオンラインイベント「World Uchinanchu Day」が10月30日、那覇市牧志にあるブラジル軽食イベントスペース「Punga Ponga(プンガポンガ)」で開かれた。

 県内からは留学生やヒスパニック文化センターの呼び掛けでアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、ペルー、ハワイ、アメリカなどの県系人が参加し、沖縄民謡や古典芸能、うちなーぐちのオンライン講座などを行った。

 オンラインでつないだイベントでは12時間の時差を感じさせない熱い議論が交わされた。伊佐さんと共に27本の動画メッセージを作り、他にも国内や海外のオンラインイベントに参加した比嘉さんは「今年はコロナの影響で暗い『ウチナーンチュの日』を迎えると思ったが、参加者一人一人の明るい気持ちが伝わり、90代の大先輩から幼児まで参加して有意義だった」と紹介した。
 (喜納高宏通信員)