沖縄県、補正予算案147億円 コロナ対策で支援費計上 11月議会


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沖縄県庁

 沖縄県は16日、今月25日開会予定の県議会11月定例会に提出する議案を公表した。新型コロナウイルス感染症対策事業費予算146億4777万円を含む総額147億893万円の一般会計補正予算案など計36件の議案を審議する。

 新型コロナ対策では来年1~3月の間に、介護施設職員や新型コロナ治療に関係する医療従事者に定期的にPCR検査を実施するための費用5億9800万円を計上した。対象は両者を合わせて約4万人となる見込み。

 ウィズコロナ状況での事業者支援のために、小売店や飲食店など県内の店舗で活用できる地域共通クーポン事業で6億円の確保を目指す。県マーケティング戦略推進課によると、現在、購入額の3割増しで買い物ができるクーポンの利用を計画している。早ければ年内の利用開始を目指す。

 このほか、新型コロナ感染患者の病床確保などのために93億2615万円を、新型コロナ感染患者を受け入れた感染症指定医療機関や協力医療機関に対する協力金として15億7479万円を計上する。