図書館の「裏側」のぞいてみた 保存庫、閉架書庫…沖縄市立図書館がバックヤードツアー


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ちえぞう君の運用について職員から説明を受ける参加者=3日、沖縄市立図書館

 【沖縄】普段は見ることができない裏側をのぞいてみよう―。沖縄市立図書館(浜比嘉誠人館長)は文化の日の3日、特別企画としてバックヤードツアーを実施した。

 バックヤードとは、関係者しか入れない区域。琉球新報、沖縄タイムスの地元2紙の保存庫をはじめ閉架書庫や研究調査室、作業室などがある。ツアーは図書館の利用者に、図書館をより身近に感じてもらうのが目的。

 新型コロナの感染拡大の防止のため午前1回、午後2回、人数も各10人に限定した。参加者は職員の案内で各エリアを見学。特に市内で活躍する移動図書館・ちえぞう君、ミニぞう君の運用について関心を示した。

 貸し出しで破損した本などを修理する部署で、職員の実演作業に目を凝らしたのは両親と参加した山内小2年の小橋川はなさん。「職員の皆さんに苦労を掛けないよう借りた本は大事に扱います」と話していた。
 (岸本健通信員)