浦添市長選、「オール沖縄」が市議の伊礼氏に出馬打診 17年市議選でトップ当選


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伊礼 悠記氏

 来年2月7日投開票の浦添市長選に向け、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」勢力は16日までに、現職の対抗馬として浦添市議の伊礼悠記氏(37)=共産=を擁立する方向で最終調整している。

 「オール沖縄」勢力は米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設に反対する社民、共産、社大を中心に候補者調整を行ってきた。県政与党幹部の一人は「出馬を打診している。本人含めて共産党が了承すれば擁立することになる」と話した。

 共産党県委幹部は取材に対し「他の政党や市民から伊礼さんに出馬してほしいとの声が多く寄せられている。我々も真剣に擁立を検討している」と述べ、党としても伊礼氏の擁立に前向きな姿勢を示した。

 伊礼氏は1982年12月生まれ。浦添市内間出身。県立看護大卒。2013年、浦添市議に初当選。17年市議選では3096票を獲得してトップ当選を果たした。市長選に向けては、3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)が出馬を表明している。