卓球Tリーグきょう開幕 琉球アスティーダ、悲願の優勝へ充実の布陣


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昨季の彩たま戦でフォアを打ち込む琉球アスティーダの有延大夢(右)と吉村真晴=2019年12月29日、宜野湾市立体育館

 卓球Tリーグ2020―21シーズンが17日、開幕する。参入3年目の琉球アスティーダはリーグ発足初年度は最下位に終わったが、昨季は2位に躍進。首位だった木下マイスター東京とのプレーオフは新型コロナの影響で中止になったが、レギュラーシーズンで勝ち越していた相手だったため、優勝の可能性は十分にあった。今季こそ悲願達成を期す。

 初戦は17日午後2時から、木下マイスター東京と対戦する。会場は非公表。

 今季のアスティーダは、昨季2位の立役者である吉村真晴主将を筆頭に、世界選手権ダブルスを制した荘智淵(ジュアン・ジーユアン)、ロンドン五輪で団体準優勝した韓国の朱世赫(チュ・セヒョク)らベテラン勢が残留して挑む。

 加えて今季は、全日本選手権シングルス優勝の宇田幸矢や同3位の戸上隼輔など将来を嘱望される若手の補強に成功。吉村の弟で、昨季まで岡山リベッツに所属した和弘も加入し、注目が集まる。若手からベテランまでバランスのよいメンバーがそろった。

 昨季の開幕は8月だったが、今季はコロナの影響で11月にずれ込み、シーズン前期は2カ月で各チームが14試合を消化する過密日程となる。

 前期日程(11、12月)はリモートマッチ(無観客)となり、後期(1、2月)は沖縄でのホームマッチ5試合など、各地で観客入りで開催される予定だ。試合はインターネットの有料チャンネルでライブ中継される。