卓球Tリーグ2020―21シーズンが17日、開幕する。参入3年目の琉球アスティーダはリーグ発足初年度は最下位に終わったが、昨季は2位に躍進。首位だった木下マイスター東京とのプレーオフは新型コロナの影響で中止になったが、レギュラーシーズンで勝ち越していた相手だったため、優勝の可能性は十分にあった。今季こそ悲願達成を期す。
初戦は17日午後2時から、木下マイスター東京と対戦する。会場は非公表。
今季のアスティーダは、昨季2位の立役者である吉村真晴主将を筆頭に、世界選手権ダブルスを制した荘智淵(ジュアン・ジーユアン)、ロンドン五輪で団体準優勝した韓国の朱世赫(チュ・セヒョク)らベテラン勢が残留して挑む。
加えて今季は、全日本選手権シングルス優勝の宇田幸矢や同3位の戸上隼輔など将来を嘱望される若手の補強に成功。吉村の弟で、昨季まで岡山リベッツに所属した和弘も加入し、注目が集まる。若手からベテランまでバランスのよいメンバーがそろった。
昨季の開幕は8月だったが、今季はコロナの影響で11月にずれ込み、シーズン前期は2カ月で各チームが14試合を消化する過密日程となる。
前期日程(11、12月)はリモートマッチ(無観客)となり、後期(1、2月)は沖縄でのホームマッチ5試合など、各地で観客入りで開催される予定だ。試合はインターネットの有料チャンネルでライブ中継される。