座喜味氏を擁立へ 宮古島市長選 オール沖縄と保守系の一部、一本化で最終調整


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座喜味一幸氏

 【宮古島】来年1月17日投開票の宮古島市長選に向け、「オール沖縄」勢力と市政刷新を目指す保守系の一部は前県議の座喜味一幸氏(70)を擁立する方向で最終調整に入った。17日にオール沖縄側が市内で協議し確認した。18日に保守側と協議し、座喜味氏を統一候補に決め、同日に発表する見通し。
 保守側から座喜味氏と元市政策参与の安谷屋政秀氏(66)の名前が挙がり、「オール沖縄」勢力からは市議の島尻誠氏(50)が出馬に意欲を示していた。オール沖縄関係者によると、17日に市内で開いた協議で、島尻氏が出馬の意向を取り下げた。

 座喜味氏は1949年12月生まれ。宮古島市平良出身。琉球大卒。2008年に県議選初当選、20年6月まで3期務めた。

 市長選には現職の下地敏彦氏(74)が出馬を表明している。選挙戦は下地、座喜味両氏による事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。