取れたて魚、おいしく夕飯に 国頭村で磯釣り大会開催


社会
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磯釣り大会の釣果と参加者ら=7日、国頭村与那のよんな~館

 【国頭】国頭村与那区(宮城忠信区長)で成人会(平良新也会長)主催による「第34回与那区磯釣り大会」が7日、午前0時スタートで村内海岸で開催された。釣果は午後4時から、与那区公民館のよんな~館前で検量し、表彰式後の懇親会で使用する刺身用の魚を取り分けた後、残りは全て午後5時半から区民に格安で提供された。魚は全て競りで売られ、大会参加者が下ごしらえした。会場には、多くの区民が訪れ「今晩の夕ご飯に」と好みの魚を購入していた。

 大会では、ガーラ、マービ、イラブチ、タマン、トカジャー、カーエー、シャクチ、アーガイなどの魚が釣れ、参加者を楽しませた。参加者全員の釣果総重量は、50・9キロだった。

 大物賞を受賞した比嘉英充さん(37)=辺土名=は、いつものポイントでガーラ(ヒラアジ)を6匹釣り上げた。競りに参加した宮城朝子さん(82)は「いつも楽しみにしている。若い人たちが釣ってきた新鮮な魚を安くで買えてうれしい。ヌチグスイ(命薬)します」と笑顔で話した。

 2回の不参加を除き、毎回参加し続けているという津波敏久さん(66)は「長く大会を続けてこられたのは、参加者が事故もなく、安全第一に釣りを楽しんできたことが大きな要因。これからも和気あいあいと継続できたら良いと思う」と述べた。

 成績は次の通り。(敬称略)
 【大物賞】比嘉英充(辺土名)2・9キロのガーラ(ヒラアジ
 【重量賞】宮城久徳(与那)8キロ【数賞】宮城久教(ひさのり)(与那)19匹
 (新城高仁通信員)