座喜味氏擁立、宮古島市長選で確認 オール沖縄と一部保守系


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座喜味 一幸氏

 【宮古島】来年1月17日投開票の宮古島市長選に向け、「オール沖縄」勢力と市政刷新を目指す保守系の一部は18日、統一候補として前県議の座喜味一幸氏(70)の擁立を決めた。同日、市内で開いた保革による「市政刷新会議」で全会一致で決定した。

 近日中に正式に出馬を要請する。

 統一候補擁立に向けて調整してきたオール沖縄側の国仲昌二県議と出馬の意向を示していた島尻誠市議、保守側の新里聡元市議が会議後に会見し「必ず市政を刷新するという決意で座喜味氏に決定した。最後まで一枚岩となって戦っていく」と強調した。

 国仲県議は擁立決定の理由について座喜味氏の行政や政治の経験を挙げた上で「超短期決戦ということで知名度を重視すべきだとの意見が多かった」と説明した。

 新里氏は座喜味氏の意向について「一本化に向けての壁や課題を本人と議論した上でオール沖縄の皆さんと擦り合わせてきた。(出馬要請を)断ることはないと思っている」と語った。

 座喜味氏は1949年12月生まれ。宮古島市平良出身。琉球大卒。2008年に県議選初当選、20年6月まで3期務めた。

 市長選には現職の下地敏彦氏(74)が出馬を表明している。選挙戦は下地、座喜味両氏による事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。