元空手世界王者が指導 「ニセーシ」の形を披露 名護で親子体験教室


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
空手教室に参加する親子に、突きの指導をする金城さゆりさん=15日、名護市の21世紀の森体育館

 【名護】2008年に空手の世界選手権で女子団体形を制した劉衛流龍鳳会の金城さゆりさん、清水由佳さん、松田(旧姓嘉手納)由絵さんらが講師を務める空手道親子体験教室が15日、名護市の21世紀の森体育館で開催された。3氏による空手道教室は初めてとなる。参加した名護市在住の親子30組は、世界の頂点に輝いた技術を学んだ。
 子どもは5歳~小学3年生までが対象で、競技の経験を問わず募集した。柔軟体操や突きなど基本動作を学び、最後は3氏による「ニセーシ」の形が披露された。参加者は食い入るように見つめていた。
 清水さんは空手の魅力を語った後、「空手をやりたいと思った時が始め時。気軽に道場に立ち寄ってほしい」と呼び掛けた。競技を始めて3年の仲程参慈さん(東江小2年)は「蹴りのキレがすごかった。将来はもっとスピードのある選手になりたい」と話した。