高校生が企画したドーナツ、サンドイッチ… 市役所で笑顔の販売実習


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客と会話しながらオリジナル商品を販売する浦添商業高校の生徒=12日、浦添市役所

 県立浦添商業高校総合ビジネス科販売コースの3年生20人は12日、浦添市役所の広場で販売実習を行った。市政50周年の記念式典に向けて企画したドーナツやサンドイッチ、フルーツゼリー、マカロン、トートバッグのオリジナル商品5品を販売した。生徒は各班に分かれて企画し、地元業者の協力を得て商品化した。価格も生徒が設定した。地域と交流しながら商業に関する知識を学んだ。

 販売開始の正午になると、市役所職員らが一斉に訪れ、次々と商品を購入した。生徒は開発経緯やおすすめ商品を説明しながら売り込んだ。

 柴葉月さん(17)は「今年はコロナで実習ができないと思っていた。たくさんの人が買ってくれたので、びっくり。うれしい」と話した。松田羽奈さん(17)は「自分たちで考えた商品を買ってもらえる楽しさが分かった」と笑顔を見せた。

 実習の利益は市内の福祉施設に寄付するという。