琉球アスティーダ2連勝 潮目変えた木造の粘り 岡山に3ー1 卓球Tリーグ


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琉球アスティーダ―岡山リベッツ 第2マッチシングルスで粘り勝ちした琉球の木造勇人=19日、東京都のアリーナ立川立飛((C)T.LEAGUE)

 卓球Tリーグの琉球アスティーダは19日、東京都のアリーナ立川立飛で岡山リベッツと第3戦を行い、3―1で勝利した。2連勝とと勢い付いた。通算成績は2勝1敗。第1マッチダブルスは吉村和弘・宇田幸矢が1―2で上田仁・森薗政崇に競り負けた。第2マッチシングルスは木造勇人が3―1で吉田雅己との接戦を制した。第3マッチシングルスは吉村真晴が田中佑汰に3―0、第4マッチシングルスは宇田が上田に3―0でそれぞれストレート勝ちした。次戦は21日、埼玉県の三郷市総合体育館でT.T彩たまと戦う。

 第2マッチシングルスの木造勇人が3―1で競り勝ち、チームを勢い付けた。第1ダブルス組が自滅する形で落とし、嫌な雰囲気が漂う中、局面を変える粘り勝ちだった。

 第4ゲームこそ点差が付いたが、残り3ゲームはいずれも9―9にもつれ込むシーソーゲーム。大事な場面で勝負強さが光った。

 常に相手の逆を突く返球を心掛け、切れのあるサーブでもチャンスを広げた。ラリー戦では、バックハンドの素早いレシーブがさえ、得点につなげた。

 木造は「他の選手よりも球に威力がないのでスピードで対抗しようと思っていた。そのための練習もしてきた」と納得の内容だった。今季初出場で緊張もあったと言うが「みんなが笑わせてくれたり、励ましてくれたりでリラックスして臨めた」と仲間に感謝した。

 イーブンに戻すと、2シングルスで吉村真晴主将とエースの宇田幸矢がきっちり勝利し、2連勝につなげた。張一博監督は「ダブルスで負けた後で苦しい場面もあったが、よく勝ち取ってくれた」とたたえた。


▽男子

琉球(6) 3―1 岡山(0)

▽女子

日本生命(4) 3―1 神奈川(6)

日本ペイント(3) 3―1 トップ名古屋(0)