サトウキビの価格はどう決まる? 県やJA沖縄中央会が政府に要請


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製糖のため搬入されるサトウキビ(資料写真)

 【東京】富川盛武副知事や県農業協同組合中央会(大城勉会長)は20日、葉梨康弘農水副大臣らと面談し、糖価調整制度の維持や、サトウキビ生産振興の対策拡充など8項目を要請した。富川副知事らは、内閣府の原宏彰沖縄振興局長、武部新衆院議員とも相次ぎ面談し、サトウキビの生産振興への理解を求めた。

 富川副知事らは、サトウキビ生産者に支給される「甘味資源作物交付金」などの額が12月に決定されるのを前に、要請を行った。

 葉梨氏との面談について、富川副知事は「交付金について適切に対処していくというお返事をいただいた」と明かした。

 帯同した大城会長は「サトウキビは沖縄の基幹作物であり、地域経済とりわけ離島の経済振興に大きな貢献をしている」と業界への支援継続を訴えた。