コロナ2カ所でクラスター 累計4031人【11月25日朝まとめ】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は23日と24日、それぞれ新たに16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者の累計は4千人を超えて4031人に達した。本島中部の接待を伴う飲食店2カ所でクラスター(感染者集団)が発生したと認定し、県内のクラスターは31例となった。飲食や会食で感染し、家族に広げるケースが依然として後を絶たない状況だ。

 クラスターが発生した2店舗は宜野湾市と沖縄市にあり、いずれもカラオケを提供し、換気状態が悪かった。宜野湾市の店舗では7~14日に利用した40~60代の男性4人と女性1人の利用客計5人、40~80代の女性従業員4人の計9人が感染。沖縄市の店舗では9~13日に利用した30~70代の男性客8人、40~50代の女性従業員6人の計14人が感染した。県の糸数公保健衛生統括監は、カラオケ業界が消毒や飛沫(ひまつ)対策など感染拡大予防ガイドラインを作っているとして、各店舗での順守を呼び掛けたほか、客側からも店舗に予防策を求めるよう促した。

 23、24日の新規感染者は中南部に集中。32人のうち感染者との接触による感染は20人で家族感染が7人、飲食・会食が5人、友人・知人が3人、職場が2人、3人は特定を進めている。残り12人は調査中。2日連続で10人台となるのは11月3、4日以来。23日までの直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は17・09人で全国4位。

 米軍関係の新規感染者数は22日と24日に嘉手納基地で計3人、23日にキャンプ・シュワブで1人。米軍関係の累計感染者数は458人となった。