産業まつり売り上げ8割減…コロナで分散・オンライン「開催に意義、ブラッシュアップへ」


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第44回沖縄の産業まつりについて「コロナ禍で開催できたのは大きな一歩だ」と話す古波津昇実行委員会会長=25日、那覇市のホテルロイヤルオリオン

 10月24、25日に開催された第44回沖縄の産業まつりの実行委員会が25日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開催され、売り上げ実績が合計3669万円だったことなどが報告された。新型コロナウイルス感染対策としてオンラインと、規模を縮小して地域分散開催で行われたことや、開催期間が短かったことなどから、売り上げは前回開催の2億1815万円から83・2%減となった。

 10月27日までのポータルサイトの閲覧者数は2万4376人、アクセス数は3万6151人だった。閲覧者を市町村別で見ると、那覇市が39・2%で最多、大阪市が11・9%、横浜市が7・1%と県外からの閲覧も多かった。一方でオンライン出展した企業、団体からは「実際の効果はあまり感じられなかった」「サイトに商品の写真が掲載されていないので、何を売っている会社なのか閲覧者に伝わらない」などの注文が上がった。

 古波津昇実行委員会会長は「コロナ禍でイベントを開催できたのは大きな一歩だ」と話した。オンライン開催については「来年以降、仮にコロナが収束したとしても、県外や国外に同時発信していくためにもオンラインとの併催は必須になる。ポータルサイトをブラッシュアップしていきたい」と話した。