贈答用にも人気 彩り豊かな花織ネクタイ 50点を展示


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
多くの来場を呼び掛ける読谷山花織事業協同組合の組合員ら=18日、読谷村役場

 【読谷】国の伝統的工芸品後継者育成事業を活用し、難易度の高いネクタイの制作技術を磨いた読谷山花織事業協同組合(島袋悦子理事長)の従事者5人による成果展が24日から読谷村座喜味の同組合で始まった。

 読谷山花織の特徴である「銭花(じんばな)」や「風車花(かじまやーばな)」、子孫繁栄の象徴「扇花(おーじばな)」などが織り込まれた花織ネクタイ約50点が展示されている。12月11日まで。

 110人いる組合員のうち唯一ネクタイの制作に当たり、講師を務めた与儀初美さんは「それぞれの個性を生かした素晴らしい作品が出来上がった。ネクタイは贈答用としても人気が高く、後継者ができることは心強い」と述べた。

 受講した崎原千枝美さん(48)=村大木=と上地朋子さん(55)=村喜名=は「今まで使っていた糸より細く、大変な作業もあった。5人それぞれの作品を楽しんでほしい」と多くの来場を呼び掛けた。問い合わせは同組合(電話)098(958)4674。